鮭の子漫画

惰性の漫画と日記を書くの

パセリ合法化の朗報!

 ながらく、パセリは禁止されていた。禁止された当時を知る者はこう言う。

「まあ、消えるっていってもね、ほとんど、食卓で見かける機会はなかったわけよ。せっかく購入してきて飾ったとて、誰も食べないのだから、この大不況の時代にそぐわない食べ物だろ。時代に逆行してるって食べ物は、パセリくらいなもんよ」

 一般市民のセリフとしてはこのようなものが多かった一方で、下北沢、高円寺界隈で夜な夜な呑んでいる人間には、大変な衝撃が走ったそうだ。北は笹塚、西は阿佐ヶ谷まで、このニュースは轟いたと語られている。和製ヒッピーたちに影響が大きかった理由は単純。「大麻は怖いけれど、パセリならーー」と言う若者が増えており、「パセリはドラッグの登竜門」として認知されたことが当時、社会問題になりつつあった。

 栄養はあるし、彩りも豊かだが、その軽度な幻覚作用が問題視されての「禁止」だ。パセリ好きを自称している人はどこかおかしいというのは、想像に容易い。

 そうしてパセリは、流行る前に闇へと葬られたわけだが、合法化したのは安全になったからではない。インターネットが発達し、アンダーグラウンドでパセリが流通し始めたからだ。粗悪なパセリ(刻んだブロッコリーを混ぜて傘増し)が暴力団の資金源として大きくなり、ならばむしろと合法化に踏み切った。適切な生産者に経済回してもらうという狙いだ。

 パセリ解禁と聞いて、肉屋でセセリを買い占めてしまったユンくんの大事件も逸話としてある。一字違いの影響は大きいのだ。ただ、話が逸れるのでまた別の機会に話すとする。

 東京都では先行して、パセリが既に解禁がされている。パセリが店頭で大っぴらに売られるようになり、ミーハーな人間がこぞって買った。パセリ禁止の世の中で育った若者は、耐性が全くなかったこともあり、言語能力に著しい影響をきたした。

 例えば、「あげ!」とか「エモ!」とか自身の語彙力をごまかすようなワードを若者が一様に使っているのは、そのためだ。そんな若者に辟易し、愚痴や叱咤が街に溢れた。まあグチグチ言う人らだって、ヤバイだのキモイだの言ってる世代なので、こちらは一文字程度の差しかないと言える。この差がどう影響するのか、パセリネイティブ世代の成長を待とうと思う。

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おわりっ