鮭の子漫画

惰性の漫画と日記を書くの

今週は無かったことになるから、じっとしておくべきだよ

 谷くんが、日付のロールバック勧告をした。世界大戦以降でロールバックが行われるのは、24年ぶり3度目だ。

 なんと谷くんは、春ちゃんとのデートと、バイト先のみんなで行くスノボ旅行を、ダブルブッキングさせてしまったのだ。

 谷くんは、両方に参加したい。だからまず、春ちゃんとのデートを実行。そのえで日付をロールバックさせると言っている。史実として後者を残すことになったらロールバックは1度だけだが、春ちゃんとのデートが上手くいった場合、それを事実として確定させるために再度のロールバックもされうるらしい。

 谷くんという人間が、如実に出た珍しい例だ。

 僕からしてみれば、スノボ旅行なんて天秤にもならない。春ちゃんとのデートに注力すべきだと思う。だってスノボをするということは、寒い地域に行くということだからだ。

 寒さに身を投じるなんて、一体なんの罰なのだ。罪を犯したわけじゃあるまいし、自ら心身凍らせるなんて気が触れている。さらに山なんて登ったら、風が吹き付け、顔面は凍てつくに違いない。

 スノボに夢中になって運動量が上がれば汗をかき、リフトに乗っている最中に汗が冷えて危険だ。

 人類は居住地確保のために開拓をし、寒さに打ち勝つために高気密高断熱の住居を開発した。外に出なくても買い物を済ませられるように、インターネットコマースの技術も確立された。

 それなのに、人類が築いたものを無碍にするかのごとく、寒い山に登ってスノーボードなんてどうかしている。滑りたいなら、南国の原っぱで段ボール滑りをした方が有意義だ。安全で暖かくて気持ちの良いことだろう。

 そんな非合理的な人間、春ちゃんとのデートで会話を滑らせ、もろもろ失敗してしまうこと間違いなし。まあそれでも、ロールバックが起きるなんてウキウキなこと、滅多にないし感謝もしている。

 

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おわりっ